ゴム・マスターバッチ、精練(精錬)加工は小暮ゴム株式会社。混練り工程(加圧ゴム練りニーダー・ロール)、小ロット・小売対応。

混練り工程(1)

- ミキシングコントローラー付き75Lニーダー
- 段取り工程で準備された原材料を用い、混練を行っていきます。従来とは違い、ニーダー本体に練りパターンを打ち込んでおくことで、作業者が変わってもムラの無い混練を可能にしていきます。
- 検品・検量
- 現品表を用い検品し、投入直前の計量器にて原材料の全重量を確認し、管理コンピュータで合否判定をしてから投入する事によって誤投入を防いでいます。
- 練りパターン
- 配合指示書を使い配合毎に登録されたなりパターンを呼び出し、自動で練る事によって、誰がやっても同じ環境(練り時間、温度、ローター回転速度)でムラの無い製品を作っています。
- 自動オイル計量・投入
- 練りパターンの中の1つのステップにオイル投入ステップを入れておくことで、オイルを自動的に計量、投入しています。
- 生産管理
- ホストコンピューターとニーダーがオンラインで繋がっている為、ホストコンピューター側で現場の生産状況が把握できます。また、混練りチャートをフラッシュメモリに保存し、電子化する事によって大量なデータをコンパクトにまとめ、管理しトレーサビリティーに役立てています。
混練り工程(2)

- 18インチロール
- ニーダーから排出されたCMBをロールへ搬送し、分散の状況のチェック、冷却、分出しを行っていきます。

- 検量
- ニーダーから排出されたCMBを計量し、材料の誤投入や、自動オイル計量機によって配合通りにニーダーへ間違いなくオイルが投入されているか、目減りし過ぎず練れたかをチェックしています。

- 分散チェック・冷却
- 18インチロールにより分散のチェックと冷却を行っていきます。ロールで圧延する事により、ニーダーより搬送されたCMBは急速に冷却されていきます。

- 裁断
- お客様からのご注文通りの厚み、幅、長さにあわせてCMBを切りだしていきます。

- 2台連なったロール
- 2台連なったロールで、1台目は分散チェック、冷却し、ロールの速度が可変式になっている2台目のロールで、リボン出しをしています。
混練り工程(3)

- バッチオフマシーン
- ロールから搬送されたCMBを冷却、お客様のご要望通りのサイズと重量にあわせて梱包する作業を行っていきます。

- 冷却
- ロールから搬送されたCMBに、防着材を塗布し、冷却庫で急速冷却します。

- 自動梱包
- お客様のご要望通りの重量にあわせて設定、計量し、計量器で重量が合っているか判定しています。また、計量した重量を印字することで、トレーサビリティーに役立てています。

- リボン出し
- 2台のロールで、リボン状に分出しされたものをバッチオフ内に搬送し冷却します。冷却されたCMBはバッチオフマシンによって自動梱包されていきます。

- 金属探知機
- 製品の中に各機器の金属片やネジなどが入ってしまってないかを検品しています。
他ライン工程

- SPM
- ニーダーで練ったCMBを押し出し機に搬送して押し出し、分出し、防着剤の塗布までを1工程として行っています。通常のロール作業では困難なブチルゴムの分出しを主に行っています。

- B練り・分出しライン
- こちらのラインでは、主に、A練りラインで生産されたCMBをB練りし、お客様のご要望に合わせたサイズ(厚み、幅、長さ)にシート状にしています。また、色物の生産も行っています。