ゴム原材料の緊急調達で差が出る「商流の短さ」|商社経由と直接相談の違い

お客様

加硫促進剤の在庫が切れてしまい、来週の生産分が間に合いません。

お客様

メーカーにも依頼していますが、納入まで時間がかかるとのことです。御社に在庫はありませんか。

先日、あるお客様からこのようなご相談をいただきました。

確認すると、小暮ゴムには該当材料が3袋ありました。週明けには別製品をお届けする納品便も予定されていたため、必要な1袋をその便に載せることにしました。

在庫、販売価格、配送予定を続けて確認し、その日のうちに供給が決定。お客様の来週の生産に間に合わせることができました。

この対応ができたのは、単に在庫があったからではありません。

原材料を実際に使用・保有している会社に直接ご相談いただいたことで、在庫確認、販売可否、価格、配送までを短い経路で判断できたことが大きな要因です。

目次

緊急時は、商流の一段がそのまま待ち時間になる

商社経由で原材料を調達する場合、一般的には次のような流れになります。

お客様商社材料メーカー・在庫保有先商社お客様

在庫保有先が商社へ見積もりを出し、商社がお客様向けの見積もりを作成する。お客様の承認後、改めて正式発注と出荷手配を行います。

通常の計画購買であれば、この流れが大きな問題になるとは限りません。

しかし、「数日後の生産に必要」という状況では、各段階の確認待ちがそのまま生産停止リスクになります。

一方、在庫と判断権限を持つ会社へ直接相談できれば、在庫・価格・出荷可否をまとめて確認できます。

重要なのは、単純に商社を通すかどうかではありません。

必要な情報と判断権限を持つ相手まで、何段階で到達できるかです。

価格だけでなく、調達全体で判断する

今回は、当社が日常的に取り扱っている材料だったため、在庫をすぐに確保でき、既存の納品便を活用して競争力のある価格で供給できました。

原材料調達で見るべきなのは、1kg当たりの単価だけではありません。商流が短いことで、確認や手配にかかる時間、追加の運賃、余分な在庫を抑えられる場合もあります。

次の条件まで含めて比較することが重要です。

  • 最終的な購入価格
  • 納期と回答速度
  • 運賃・梱包費
  • 最低発注数量と余剰在庫
  • 納入遅延による生産停止リスク

材料単価を数十円抑えられても、回答を待って生産が止まれば、全体では高くつきます

在庫保有先への直接相談が向いているケース

次のような場合は、原材料を実際に使用・保有している会社へ直接相談するメリットが大きくなります。

  • 特定グレードの材料が急ぎで必要
  • メーカー規定ロットでは数量が多すぎる
  • 少量だけ評価・試作したい
  • 同等用途の代替材料も含めて相談したい
  • 小分け、前処理、素練り、混練までまとめて依頼したい

特に緊急時は、価格だけでなく「いつ回答が確定するか」「本当に希望日までに届くか」が重要です。

商社経由が合理的なケースもある

もちろん、すべての取引を直接化すればよいわけではありません。

商社自身が大量在庫や有利な仕入条件を持っている場合、輸入・物流・与信管理まで任せたい場合などは、商社経由の方が合理的です。

通常の計画購買は既存商社、緊急時は在庫保有先、特殊材料は技術相談ができる会社というように、目的に応じて調達先を使い分けるのが現実的です。

小暮ゴムでは、小分けから袋単位まで対応します

小暮ゴムでは、ポリマー、可塑剤、老化防止剤、加硫剤、促進剤、各種助剤など、常時数百種類以上の原材料を取り扱っています。

試作向けの少量小分けから、未開封袋・袋単位での販売まで、材料と在庫状況に応じて対応可能です。用途を確認したうえで、代替材料や前処理、混練まで含めてご提案できる場合もあります。

ただし、自社の生産予定、在庫数量、使用期限、メーカーの販売条件などにより、ご提供できない材料もあります。

お急ぎの場合は、次の情報をご用意のうえ、お電話でお問い合わせください。

  • 材料メーカー名・製品名・グレード
  • 必要数量
  • 希望する荷姿
  • 納入希望日・納入先地域

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